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先日「仲良し」というタイトルで書いた学級通信です。 * 友達はいいものです。いっしょにいるだけで楽しいし、遊べるし、さびしくないし。 先生も子どものころいつも友達と遊んでいました。いろんな場面を今でもおぼえています。 みなさんの中にもとても仲良しな人達が男子にも女子にもいます。休み時間になると、磁石がくっつくようにすぐにいっしょになって遊びに行きます。 いいですねぇ。どんどん仲良く遊んで下さい。 ただねぇ、「すぎたるはおよばざるがごとし(何でもいきすぎると良くないことになる)」ということわざのように、こんなにすばらしい仲良しもいきすぎると良くないことになるのです。 どんなことか分かりますか? まず、自分一人で行動するのが心細くなって、いつもだれかといっしょじゃないと行動できなくなることがあります。仲良しのいるあなたはどうですか? 一人でも行動できますか? 次にいつも友達といっしょに「じゃぁそうしよう」と自分の行動を決めていると、自分で決めることができなくなります。あなたは自分で自分のことを決められますか? それから、仲が良すぎると、その友達の言うことに反対しにくくなります。「それはダメなんじゃないか?」と言いにくくなるのです。すると、友達が「こんな(悪い)ことをしよう」と言った時に「それは悪いことだからいけないんじゃないかなぁ」と思ってもズルズルといっしょにしてしまうことがあります。「みんなが反対しないのに自分は反対できない」となり、グループで殺人事件をおこしたりする場合があるのです。あなたはみんなが「しよう」と言ったことでも、してはいけないと思ったら「したくない」「やめよう」って言えますか? また、そのグループのまとまりが強すぎると、他の友達とちょっと仲良くなった子を「あの子(あいつ)はうらぎり者や」とか言って、「あの子(あいつ)とはぜったいに口をきかない」などと仲間はずれにしたりします。そんなことはありませんか? それから、他の友達が「その遊びに入れて」と言ってきても「私ら(おれら)だけで遊んでいるし、ダメ」と友達を入れないということがあったりします。そんなことはありませんか? 先生がずっと前にけいけんしたそんな感じのグループ(先生のクラスではありませんが)では、たとえば授業中に消しゴムをかりるのに、となりの人からかりずに、立って遠いせきにいる仲良しのところまで行った子がいました。おかしいでしょ? あと、授業中に自分の予想を決めるのに「あなたはどれを選ぶ? アを選ぶの? じゃぁ私もアにする」なんていうのもありました。これじゃかしこくなるわけがありませんね。 最初に書いたように、友達はいいものです。どんどん仲良しを作って下さい。その仲良しといっぱい遊んで下さい。とてもいい勉強です。 でも、今書いたような、「行きすぎの仲良し」はいけません。そんな仲良しは、一人ではいられない、弱い人達の集まりです。 それから、今は仲良しの友達がいない人もいるかも知れません。でもぜんぜん気にすることはありません。いつかきっと気の合う仲良しができますから。 一人でいると、何でも自分で決めて、自分で行動しなければなりませんから、強い人になります。「人は人、私(おれ)は私(おれ)」というとても大切なことが学べるのです。 ですから、仲良しがいる人も、行きすぎなければいいし、仲良しがまだいなくてもいいのです。
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